湯布院町 由布岳1583.3m)

2003/9/23

  職場の山岳会の仲間と毎年恒例となっている大分郡湯布院町のてっぺん由布岳(1,583.3m)に登りました。昨年もこの時期に登ったのですが、秋分の日のこの日は晴天に恵まれ心地よい風の中24名(うち子供7名)が登頂しました。
 登山道も良く整備されていますし、登山口から山頂もよく見え、登山道や山頂からの景色はとても良いので、家族連れのハイカーも多いです。また、何ヶ所かに休憩ポイントもありますので、時間を調節して登ることもできます。
 草花も季節ごとにいろいろな花が咲き、山登りだけでなくいろいろな楽しみ方もできるところが人気の高い所以だと思います。
 当日のコースタイム
 登山口08:22→牧草地上08:35→合野越え09:00(休憩)→マタエ10:25(休憩)→由布岳東峰10:47→(昼食)11:30→マタエ11:47→由布岳西峰12:01→合野越え12:54(休憩)→登山口下山13:26  

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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★

由布岳地図(クリックして拡大)  登山口は九州横断道路(別府一の宮線(県道11号))の別府市と湯布院町の境付近にある。最近は湯布院町川上の西登山口よりもここから登る人が多いです。
 ちなみに町名は昭和30年に湯平村と合併して「湯布院町」となり、地名などは「由布院」を使います。
地図をクリックすると拡大して周辺の地図を表示。
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 駐車場や休憩所は県道を挟んで道路の反対側にあるので、横断には注意が必要です。
 登山口の横にも駐車場が造られていますが有料のようです。


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 登山口には登山道の案内看板や登山届けを出すポストがあり、一度牧場内に入ります。正面には飯盛ヶ城(1,067m)が見えます。
 最近はこの付近で牛が来ているのを見かけることがなくなったけどどうしたのでしょうか。

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 牧草地を抜けいよいよ山道に入ります。ここから合野越までは灌木の中を歩き、なだらかな登りとなります。
 柵を越えてすぐのところにトイレもありますが、登山口より状況は良くありません。


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 合野越に到着。ここで休憩してまた灌木の中に入ります。
 ここから西登山口に降りるルートもあります。
 時間があれば目の前に見える飯盛ヶ城に登るのも良いでしょう。

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 林を抜けると見晴らしも良くなり、飯盛ヶ城も眼下に見えてきます。ススキの草原の中ジグザグの上りとなります。
 このあたりから湯布院町内がよく見えるようになるので、一息入れて登るのもいいでしょう。

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 最近登山口からの距離や標高を表示した小さなキロポストが足元に設置されていて、初心者や初めての登山者にはありがたいものです。



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 由布岳の西峰が迫るように見えてくるとマタエは近いのですが、足元はガレ場や岩などが多くなり、登りにくく、ここが一番の踏ん張りどころです。



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 マタエに到着しここで一休みして頂上に向かう人も多くいます。
 私たちも一休みし、東峰にみんなで登ることにしました。


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 マタエから山頂までは10分足らずで登ることができます。
 足もとの岩が大きくなり歩きにくいところもありますが、東峰へは鎖場もなく四つん這いになることはまずありません。


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 東峰に登る途中から見る西峰への登山道は細くて岩場を這うよう延びていて、鎖も何ヶ所かに設置されてます。
 登っている人に比べると岩もかなり大きく急ですが、初夏にはミヤマキリシマの花が美しいところです。


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 由布岳東峰山頂(1584m)に到着しました。記念写真のあと山頂下の広場で昼食としました。
 この日は天気も良く多くの人が登ってきていて、狭い山頂は朝のラッシュ状態でした。
 地図上に三角点や標高点ありませんが等高線から西峰と高さはほとんど変わらないのではないかと思います。
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 山頂下の広場からでも湯布院町内はよく見えます。登山道にもなっているので片方に寄って昼食を取りました。
 この後体力に余裕のある何名かで西峰にも登ってみました。

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 マタエからはいきなりの鎖場で、度肝を抜かれまするが、足場はしっかりしているので慎重に鎖を伝って登ります。



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 何本かの鎖場を過ぎると小さなアップダウンの尾根道となり、登山道もしっかりしてきます。
 このあたりから以前登った福万山日出生台・飛岳(924.5m)などが良く見渡せます。

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 山頂近くなると草原となり、西峰よりも広い山頂が見えてきます。
 この日は西峰にも負けないほど多くの人が登っていました。

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 由布岳西峰の山頂にも東峰と同じ標高の1584mと書かれた標識が立っています。
 近くには一等三角点標識もあり、その標高は1583.3mとなっています。
 山頂は北側に細長く延びていて、その先を下ると東峰へのお鉢廻りができますが、最近は道が荒れているので注意が必要です。
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 西峰からマタエに戻る途中からも登山口方面や湯布院の町並などがよく見えます。
 普段は下から見る中腹のジグザグ道も上からだとまた変わった感じに見えておもしろいものです。


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ヨメナによく似たノコンギクの花 アキノキリンソウとモリアザミ ゲンノショウコかイヨフウロか アキノキリンソウ
ヤマラッキョウの花 大分では珍しいトリカブトの花 タンポポに似たブタナの花 モリアザミの花

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2014/06/09・2020/04/30一部修正