竹田市久住町 久住山(1786.9m)
2008/2/16

 市町村合併により直入郡久住町から竹田市の山になった久住山、今でも人気は高く雪山に登る人も多くいます。登山道は南側の南登山口や赤川、北側のすがもり越や牧ノ戸峠からなどありますが、牧ノ戸峠からが登りやすく周りの山々の展望も良くオススメのコースです。最近瀬ノ本から少し牧ノ戸に登ったところから扇ヶ鼻を経由して登る登山道もできたようですがまだ登ったことはありません。
 くじゅう連山には毎年のように登っていますが、久住山に登ったのは6,7年ぶりになってしまいます。昨年の冬は中岳その前は扇ヶ鼻まで、平成16年は吹雪のためくじゅう分れの避難小屋から引き返していました。久住山頂までに登ったのは2001年10月以来です。
 この日も冷え込みが厳しく瀬ノ本から牧ノ戸峠まではチェーン規制が出ていて、登り始めた頃は雲が多くて涌蓋山や三俣山など近くの山も雲に隠れていました。
 扇ヶ鼻から西千里あたりまで登ると次第に雲はなくなり、久住山頂をかすめて飛ぶ熊本空港に向かう飛行機も見えるようになってきました。避難小屋で休憩し、久住山頂まで登ると久住高原を挟んで祖母・傾山や阿蘇五岳がすばらしく展望できました。快晴でしたが気温は低く避難小屋まで降りて昼食を済まし下山しました。牧ノ戸峠から休憩を含め沓掛展望台まで25分、扇ヶ鼻分岐まで1時間15分、避難小屋まで1時間40分、山頂まで2時間15分くらいでした。
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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★

久住山地図(クリックして大きく)  大分市内から国道442号線を南登山口方面から瀬の本高原に出ます。
 瀬の本高原から」山並みハイウエイを牧ノ戸峠まで上ります。(地図をクリックして登山ルートの詳細表示



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 瀬ノ本から牧ノ戸峠までは積雪でチェーン規制となっていました。
 午前9時頃登山口に着いたが例年より車は少なかったです。
 峠の標識は牧ノ戸峠標高1330mとなっていて、久住山頂までは457m程の標高差です。


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 午前9時半前に牧ノ戸登山口を出発しました。
 このころまだ雲は低くたれ込め、向かいに見るはずの黒岩山の山頂部も雲の中でした。

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 牧ノ戸峠から沓掛第1展望台を目指ざします。
 たちこめた雲と厳しい冷え込みで、沓掛山の山頂部は霧氷がたくさんついているようです。


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 展望台への坂道は思いの外きつく、準備体操をしっかりしてゆっくりゆっくり登るのが、全体のコースバランスから見ても基本だと思います。


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 沓掛第一展望台から見た長者原とタデ原湿原。
 千町無田の向こうに崩平山(くえんひらやま)がぼんやり見えています。
 普段だと目の前に三俣山がそびえるのですが、雲に隠れていました。

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 沓掛第二展望台へと登っていくと雪は深くなり、霧氷が真っ白についた枝にも雪が着き、樹氷のようになった樹木もありました。



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 沓掛山を乗り越えると、平らな登山道となります。
 ここから扇ヶ鼻分岐までは緩やかな登りとなるので、周りの景色を楽しみながら登ればそんなにきつくありません。

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 登山道の雪は踏み固められているので、はまり込むことはありませんが、登山道の両脇は4、50cmほど積もっていて膝小僧くらいまではまり込みました。



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 雲はまだ低くたれ込めているものの、空気は澄んでいて展望も良く、扇ヶ鼻分岐の手前くらいを歩いているハイカーもよく見えます。



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 扇ヶ鼻手前の坂道あたりで、星生山北側の岩場あたりの雲が晴れ、雲間からの日の光を浴びて雪が真っ白に光って見えるます。



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 扇ヶ鼻の分岐に到着です。ここまで2度ほど休憩し、遅れてきた人達と合流します。
 ここから少し登っていけば平らな西千里に出ます。
 振り返ると登山道の向こうに涌蓋山も見えてきました。


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 左手に星生山の尾根を見ながら緩やかに登っていきます。
 気がつくと前方の雲も薄くなり、辺り一面に日差しが降り注いできました。


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 星生山の山頂部と星生山登山口分岐の標識です。
 ここからの登っていく人は見かけませんでしたが、尾根には人影が見えていました。


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 西千里に出ると星生崎の岩山と久住山の山頂が見えるようになります。
 右手の山は肥前ヶ城で山全体が雪で覆われているように見えます。



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 西千里を歩くと久住山がぐんぐん近くに見えるようになります。
 このあたりから見ると、もう少し登れば山頂に着きそうな感じにもなります。



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 久住山頂を右に見ながら星生崎下の岩場を登っていきます。
 夏場は岩の隙間に落ち込みそうになることもありますが、踏みしめた雪の上を歩けばその心配もなく歩きやすかったです。


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 星生崎の下までやっと登ってきましたが、ここからくじゅう避難小屋まで一度下らなければならなりません。
 このあたりからだと九州本土最高峰の「中岳」が見えます。


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 避難小屋で小休止して山頂へ向かいます。
 久住分れはその名前の通り、牧ノ戸峠や北千里から法華院、久住山や中岳、南登山口などへの分岐となっています。
 三俣山や遠くに由布岳などが展望できます。

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 久住分れから久住山山頂を目指します。
 この少し手前から左方向に登って行くと、空池から御池に出て、天狗ヶ城、中岳に登ることができます。

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 少し急な坂道を登りきると中岳への分岐に出ます。
 中岳方面に少し下り南側に降りていくと南登山口からのルートの出ます。


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 中岳分岐から緩やかに岩場を登っていくと久住山の山頂です。
 このあたりの尾根からは南側の久住高原や祖母・傾の山並みが遠くに見えます。


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 あと一息で久住山の山頂です。吹き付ける風はとても冷たく顔を風下に向けながら前へと進みました。
 前方には阿蘇五岳の猫岳がよく見えています。
 壁紙の雪ははこの付近の岩に着いたものです。


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 久住山の山頂に到着。1等三角点の石標があるはずだが、登山者が多く石の下になっているのかもしれません。
 その昔大船山と高さが同じと言うことで、人が多く登るので低くなったとも言われています。


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 久住山頂から見た阿蘇五岳です。猫岳にこそ雪はあまり見えませんが、高岳や中岳には多くの雪が積もっているようです。
 阿蘇谷の田畑にもまだ多くの雪が残っています。


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中岳(クリックして大きく)  久住山山頂から振り返ると、九州本土最高峰の中岳とその向こうには久住山と高さを競った大船山が見えます。
 三俣山から中岳の間には遠く由布岳が見えています。
 中岳の山頂に登っているハイカー見えている。


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沓掛展望台付近の雪のトンネル 扇ヶ鼻手前の霧氷が着いた木の枝 山頂付近で風に向かってのびる雪 ミヤマキリシマの株に積もった雪
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2012/11/15一部修正